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OSSのCMSである「SOY CMS」にXSSの脆弱性

オープンソースのコンテンツマネージメントシステム「SOY CMS」の旧版に、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が含まれていることがわかった。最新版ではすでに修正されている。

脆弱性ポータルサイトのJVNによれば、日本情報化農業研究所が提供する「SOY CMS」にクロスサイトスクリプティングの脆弱性「CVE-2014-1998」が判明したもの。同CMSへログインした状態で細工されたページにアクセスして脆弱性が悪用されると、ウェブブラウザ上で任意のコードを実行されるおそれがある。

影響を受けるのは、「同Ver. 1.4.0c」および以前のバージョンで、最新版では脆弱性がすでに解消されている。今回の脆弱性は、浅井健氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。修正にあたり、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

(Security NEXT - 2014/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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