Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

POSシステムの「Toshiba 4690 OS」に脆弱性 - 脆弱なハッシュを利用

東芝グローバルコマースソリューションが提供するPOSシステムのOS「Toshiba 4690 OS」にパスワードを取得されるおそれがある脆弱性「CVE-2014-0361」が判明した。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

同システムにおいて、脆弱なハッシュアルゴリズム「ADXCRYPT」を利用していることから、「DXCSOUF.DAT」を取得されるとパスワードを特定されるおそれがあるという。

同システムでは、「同V5R1」より「SHA1アルゴリズム」を利用できる「Enhanced Security」を利用することが可能。また「同V6R3」より認証にLDAPサーバを使用でき、これら対策で脆弱性の影響を回避できるとして、セキュリティ機関は利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/04/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消