「eoWEBメール」のフィッシング攻撃が発生 - 複数サービスを狙った攻撃のひとつか
ケイ・オプティコムが運営するウェブメールサービス「eoWEBメール」の利用者をターゲットとしたフィッシング攻撃が発生している。同日発生した「goo」のフィッシング攻撃と同一犯の可能性もある。
問題のメールでは、「メンバーシップを確認する必要がある」などと説明し、デザインが本物と酷似したフィッシングサイトへ誘導。HTMLメールを用いており、メールの本文では誘導先のURLを隠蔽していた。メールの本文には、機械翻訳と見られる不自然な日本語が用いられており、日本語を母国語としない人物が作成したと見られる。
フィッシングサイトが設置されていたのは、在マレーシア英国商工会議所のサイト。同日に見つかったNTTレゾナントのポータル「goo」を偽装したフィッシングサイトも同じサイト上に設置されていた。メールの文面や配置されたディレクトリなど類似点も多く、同一犯である可能性が高い。
また同一犯か定かではないが、同サイトではこれまでも「Google Drive」のフィッシングサイトが設置されるなど、サイバー攻撃の踏み台に悪用されている。
報告を受けたフィッシング対策協議会によれば、10月1日14時の時点で問題のフィッシングサイトは稼働中であり、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼。同協議会では、類似した攻撃に注意し、メールアドレスやパスワードを誤って送信しないよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2013/10/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
フィッシング報告、過去最多の水準続く - 4分の1が証券関係
先週注目された記事(2025年5月4日〜2025年5月10日)
偽基地局から送信されたフィッシングSMSに注意 - 総務省が注意喚起
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
脅威の可視化からテイクダウンまで提供「PHISHNET/25 Axur」 - TwoFive
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意