Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Adobe、「Flash Player」の深刻な脆弱性を修正 - 早急にアップデートを

Adobe Systemsは、深刻な脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。「Windows」および「Mac OS X」に関しては、早急にアップデートするよう求めている。

今回のアップデートは、4件の脆弱性に対処したもの。すべてのプラットフォームに影響があり、脆弱性が悪用されると、メモリが破損されてシステムが停止したり、制御を奪われるおそれがある。

同社では、WindowsおよびMac向けに最新版となる「同11.8.800.168」を提供。Linuxを対象とする「同11.2.202.310」を用意している。さらにAndroidユーザーに対しては「同11.1.115.81」「同11.1.111.73」を提供する。ただし、Androidへの新規提供は2012年8月に終了しており、従来からの利用者に限られる。

「Chrome」や「Internet Explorer 10」へ同梱されているプログラムについては、それぞれのアップデートで対応する。また各プラットフォーム向けに「Adobe AIR」の最新版を公開している。

適用優先度を見ると、「Windows」および「Mac OS X」については3段階中もっとも高い「1」に指定。72時間以内にできる限り早くアップデートを実施するよう推奨している。それ以外は、3段階中もっとも低い「3」にレーティングした。

(Security NEXT - 2013/09/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性