Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

旧JDKで生成したHTMLファイルに脆弱性 - 再生成か専用ツールで修正する必要あり

Oracleは、米国時間6月18日に「Java SE」の「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開したが、旧バージョンの「JDK」で作成したHTMLファイルにも脆弱性が含まれることがわかった。CPUの適用だけでは修正されないため、注意が必要だ。

脆弱性情報サイトであるJVNによれば、問題の脆弱性は、「JDK」に含まれる「Javadoc」に関する脆弱性「CVE-2013-1571」。同ツールを用いて生成したHTMLファイルには、フレームに任意のウェブサイトのコンテンツを表示することが可能で、脆弱性がフィッシング詐欺などに悪用されるおそれがある。

JDKのアップデートだけでは、過去に生成したHTMLファイルに存在する脆弱性を解消できないため、最新のCPU適用後に「Javadoc」で再度HTMLファイルを生成するか、「Java API Documentation Updater Tool」を用いて、HTMLファイルを直接修正する必要があるという。

(Security NEXT - 2013/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

AppleやGladinet製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
ConnectWise「ScreenConnect」のサーバコンポーネントに脆弱性
「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処