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NEC製WiMAXルータなどにCSRFの脆弱性

NECが提供する据え置き型ルータの一部やモバイルルータに、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が含まれていることが判明した。

影響があるのは、同社が2011年以前に発売した無線LAN製品「Aterm」の親機や、同社製WiMAXサービス向けルータ。ただし「WM3800R」は影響を受けない。

同製品のウェブ管理画面へログインした状態で悪意あるページを読み込むと、ルータの設定が初期化されたり、再起動するおそれがある。

NECでは、一部製品に対して脆弱性を修正したファームウェアを提供する。またファームウェアを提供しない製品については、回避策の実行を呼びかけている。

今回の脆弱性は、熊谷裕志氏、木村陽一氏、トライコーダの上野宣氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2013/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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