Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

LSIロジック製RAIDカードの付属管理ツールに脆弱性 - 後継製品の利用を推奨

LSIロジックの一部RAIDカードに付属する管理ツール「3DM(3ware Disk Manager)」に脆弱性が含まれていることがわかった。後継製品の利用が推奨されている。

情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンターが運営する脆弱性ポータルサイトのJVNによれば、ディレクトリトラバーサルの脆弱性「CVE-2013-0705」が存在し、悪用された場合、遠隔の第三者によって、任意のファイルを取得される可能性があるという。

LSIロジックによれば、「3DM」は、PCI PATA RAIDカード「3ware 7000シリーズ」「同8000シリーズ」に添付していたが、すでに開発は終了しており修正する予定はないという。同社では、脆弱性の影響を受けない後継製品「3DM2」の利用を推奨している。

今回見つかった脆弱性は、デジプレートの山口勇氏がIPAヘ報告。JPCERT/CCが調整を行った。

(Security NEXT - 2013/02/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性