Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日本IBM、機器のログや通信を相関分析できるソフト

日本アイ・ビー・エムは、組織内のシステムに点在する蓄積されたログを一元管理し、相関分析できるソフトウェア「IBM Security QRadar V7.1」を提供開始した。

同製品は、アプリケーションやデータベース、セキュリティ機器などに個別に蓄積されたログ情報を収集、分析することで、システム全体のセキュリティを可視化できるソフトウェア。

各機器に保存されたログを収集、分析できるだけでなく、ネットワーク上の通信をリアルタイムに観測し、ウイルスが侵入した際や、情報漏洩、改ざんなど、インシデント発生時の原因究明などに活用できる。

また機器ごとの制御ルールを設定可能。「機器へのログインに連続して失敗した後に成功した場合」「海外からのリモート接続が異常に多い場合」など、個別のケースごとに警告を発することができる。

ルール設定にあたっては、ログ情報の相関分析やウイルス検知の結果を活用した複雑なルールを簡単に設定できるよう、1000種類以上のテンプレートを用意したという。

ソフトウェア以外にも、物理アプライアンスや仮想アプライアンスとしても提供する予定で、物理アプライアンスでログ管理機能のみを使用する際の料金は454万935円。

(Security NEXT - 2013/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

APIゲートウェイ向けにOSSのセキュリティプラグインを公開
特定社会基盤事業者や周辺事業者向けのリスク対策支援サービス
「WarpDrive」に「攻殻機動隊」の世界観でセキュリティ学べるゲーム機能
「WordPress」のセキュリティ対策プラグインを公開 - クラウドセキュア
MS、上位サブスク契約者向けだった詳細ログデータを開放
特定のサイバー脅威に対する耐性を評価するサービス - NRIセキュア
ファイルサーバ管理ソフトにログ監視オプション - ランサムなど不正操作を通知
インシデントに備えたログ取得管理状況の調査サービス
IoT機器のセキュリティ評価を無償提供 - CCDS
米政府、「AzureAD」や「MS365」環境向けのインシデント調査ツールを公開