Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Flash Player」のアップデートが公開 - 脆弱性3件に対応

Adobe Systemsは、3件の脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」のアップデートを公開した。

今回のアップデートは、3件の脆弱性を修正したもので、悪用された場合、システムがクラッシュし、制御を奪われる可能性がある。同ソフトを提供している全プラットフォームに影響がある。

同社では、Windowsの利用者向けには「同11.5.502.135」、Macの利用者向けに「同11.5.502.136」を用意。またLinuxには「同11.2.202.258」を公開した。

さらにAndroidユーザーには、「同11.1.115.34」「同11.1.111.29」を提供する。ただし、Androidへの新規提供は8月に終了しており、従来からの利用者に限られる。

「Chrome」や「Internet Explorer 10」へ同梱されているプログラムについては、それぞれのアップデートで対応。また「Adobe AIR」についても修正を行っておりWindows向けに「3.5.0.880」、Mac向けに「3.5.0.890」を提供する。

適用優先度を見ると、同社では、Windows版に対して3段階中もっとも高い「1」にレーティングしており、72時間以内にできるだけ早く適用するよう推奨している。Mac OS X版は1段階低い「2」で30日以内をアップデートの目安に設定。それ以外のプラットフォームは、適用優先度「3」となっている。

(Security NEXT - 2012/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性