Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

キヤノン電子、ホワイトリストやyarai連携でマルウェア対策を強化した「SML」新版

キヤノン電子は、Windows向けにセキュリティ対策ソフト「SMLセキュリティスイート」と「SMLセキュリティスイート with FFR yarai」を2013年1月より提供開始する。

「SML セキュリティスイート」は、従来より提供している「SML(Security Management with Logging)」の機能強化版。操作ログの記録、ウェブアクセスの制御、デバイスの制限にくわえ、あらたにホワイトリスト方式によりコンピュータを制御する機能を追加した。

同機能により、あらかじめ設定したアプリケーションや外部への通信のみ許可を与え、マルウェアや不正アプリの実行を制限できる。また運用の負担を軽減するため、システム更新やセキュリティパッチ適用による構成変化を自動で判別し、ホワイトリストを生成する機能を用意した。

さらに「SMLセキュリティスイート with FFR yarai」では、フォティーンフォティ技術研究所の「FFR yarai」との連携を実現。未知のマルウェアや脆弱性に対する攻撃を防御できる。また「PC操作記録」機能との連携により、マルウェアの挙動や侵入経路を調査できる。

(Security NEXT - 2012/12/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CPU上の挙動でマルウェア検知、クラウド連携のSaaS型サービス
組込機器向けセキュリティ製品に新版 - カスペルスキー
MDMサービス「mobiconnect」に新版 - USBメモリのホワイトリスト機能
IoT機器向けに軽量の改ざん検知SDK - 実行中にも対応
「セキュアSAMBApro」にオンプレミス版 - 「QNAP」採用
開発から運用まで保護するコンテナ向けセキュリティ製品 - クリエーションライン
制御システムのUSB対策製品を強化、一元管理に対応 - 日立
NEC、IoTデバイス通信をエッジで制御 - 非IP通信にも対応
DNPとNTTコム、IoT機器向けに耐タンパ性備えたセキュリティSIM
トレンドら3社、工場内の脅威可視化ソリューションを提供