MS月例パッチで修正されたIE脆弱性に対する標的型攻撃が発生中 - PoC公開で大規模攻撃のおそれ
「Internet Explorer」において修正パッチが公開されたばかりの脆弱性「CVE-2012-1875」に対する標的型攻撃が発生している。実証コードが公開されており、大規模な攻撃に発展する可能性もある。
日本IBMのTokyo SOCが脆弱性を悪用する攻撃を確認したとしてブログで報告したもの。同センターは、現時点の攻撃範囲について「きわめて限定的」としており、標的型攻撃である可能性が高いと分析している。
すでに実証コード(PoC)も公開されており、大規模な攻撃の発生が予想されると指摘。パッチを早急に適用するよう警鐘を鳴らしている。
同脆弱性は、日本マイクロソフトが、6月13日に公開した月例セキュリティ更新プログラム「MS12-037」で修正。13日の公開時点で、すでに悪用は確認されていたものの、同社へ非公開で報告されており、脆弱性の公開は確認されていなかった。
(Security NEXT - 2012/06/20 )
ツイート
PR
関連記事
米当局、悪用が確認された既知脆弱性2件について注意喚起
「Node.js 18」がサポート終了 - 後継バージョンへ移行を
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「Splunk UBA」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Apache HttpClient」にドメイン検証を無効化する脆弱性
SonicWall「SMA100」の既知脆弱性狙う攻撃 - 侵害状況の確認を
SonicWall製ファイアウォールに脆弱性 - 認証回避や権限昇格のおそれ