トレンド、2012年第1四半期にAndroidの不正アプリ約5000件を確認 - 3カ月で急激に増加
トレンドマイクロは、2012年1月から3月までの3カ月間に、Androidを狙ったあらたな不正アプリ約5000件を確認したことを明らかにした。
同社の四半期レポートで明らかにしたもので、2012年に入りわずか3カ月で、約5000件の不正アプリをあらたに確認したという。
同社がセキュリティ対策ソフトの定義ファイルで対応したAndroid向け不正アプリは、2010年末の時点でわずか5件。2011年末に1178件と急拡大したが、それを大きく上回るペースで推移している。
実在するゲームやスマートフォン最適化のアプリの偽物として配布されるケースや、特定の不正アプリの亜種が、多数アプリに組み込まれるケースが発生。感染するとホーム画面にショートカットを作成し、端末の通知機能を利用して広告を表示させる不正アプリ「Temple Run」なども「Google Play」で確認された。
また国内ではワンクリック詐欺の被害が広がっており、これまではPCユーザーが狙われていたが、架空請求を行うAndroidアプリが発生。誤ってアプリをインストールすると、電話番号が取得され、直接請求の電話を受ける可能性もある。
さらにロシアでは「偽Google Play」が公開され、高額の料金が発生するサービスを悪用する不正プログラムが組み込まれ、ユーザーは身に覚えのない料金を請求された例なども確認されている。
(Security NEXT - 2012/04/18 )
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