Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」のアップデートが公開 - Windows版「同9.x」利用者は特に注意を

Adobe Systemsは、複数の深刻な脆弱性を解消した「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」のセキュリティアップデートを提供開始した。

今回のアップデートは、「同X(10.1.2)」「同9.5」、およびこれらの以前のバージョンに含まれる4件の脆弱性を修正したプログラム。

脆弱性が悪用された場合、リモートでコードを実行されるおそれがあり、同社はアップデートとして、問題を解消した「同X(10.1.3)」および「同9.5.1」を用意。WindowsやMac、Linux向けに提供する。

同社はアップデートの優先度について、公開時点でエクスプロイトは公開されていないものの今後の悪用を警戒し、Windows版の「同9.x」向けのプログラムについては、72時間以内のアップデートを推奨する3段階中もっとも高い「優先度1」にレーティングした。

他プラットフォームについても、30日以内のアップデートを推奨する「優先度2」としており、すみやかにアップデートするようアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/04/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Acronisのデータバックアップ用インフラ製品に深刻な脆弱性 - すでに悪用も
組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性
SonicWall、「Blast-RADIUS」の緩和策でアドバイザリ
「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「BIND 9」の脆弱性、関連機関がアップデートを強く推奨
「Telerik Report Server」に深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「VMware ESXi」「vCenter Server」に脆弱性 - 修正パッチが公開
Oktaのウェブブラウザ向けプラグインにXSS脆弱性
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性6件を修正
米当局、「Twilio」や「IE」の脆弱性悪用に注意呼びかけ