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9月に急増したフィッシング攻撃、10月は再び以前の水準に

EMCジャパンRSA事業本部は、10月に同社が検知したフィッシング攻撃の状況について取りまとめた。フィッシング攻撃は、9月に一時急増し、3万件台後半に達したが、再び2万件台中盤へと以前の水準に戻している。

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フィッシング攻撃数の推移(グラフ:EMCジャパン)

9月のフィッシング攻撃数は、8月から約1万2000件増となる3万8970件に達し、過去最悪を記録したが、10月は前月比4割減となる2万4019件まで減少した。

10月に攻撃を受けたブランドは、298件で前月から微減したものの、ほぼ横ばい。はじめて攻撃を受けたブランドは11件。51%は6回以上の攻撃を受けており、同じブランドに対し、繰り返し攻撃が行われる状況に、大きな変化は見られない。

フィッシング攻撃を受けた回数の割合について国別に見ると、イギリスが37%を占めてトップ。36%の僅差で米国が続き、3位の南アフリカ(11%)とは大きな差が開いている。

一方、攻撃を受けたブランド数の割合をみると、33%が米国で突出している。2位に13%のイギリス、3位に5%だったカナダとブラジルが続く。

フィッシングホスト国は、米国が54%と半数以上を占める状況で、7%のドイツをはじめ、2位以降はひと桁台で並んでいる。

(Security NEXT - 2011/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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