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5月のフィッシング攻撃は前月比3割増、2万3000件超で過去最悪に - RSA調べ

フィッシング件数の上昇にあわせ、悪用されたブランド数の増加も目立っている、5月は前月比25%増となる376件。前年同月比でみると69%増となっている。

EMCジャパンRSA事業本部 ブランド悪用調査
悪用されたブランド数の推移(グラフ:EMCジャパン)

5月にはじめてフィッシング攻撃を受けたブランドはわずか2件。継続的に特定のブランドへ攻撃が行われており、46%は6回以上の攻撃を受けていた。

フィッシング攻撃を受けた国の傾向については、大きな変動は報告されていない。回数別で見ると、米国が50%でトップ。イギリスが28%で続き、あわせて8割弱に上っている。ブランド数で見ると、米国が47.5%、イギリス14.5%、インド7.5%だった。

フィッシングサイトのホスト国については、米国が66%で突出している状況は変わらず、2位のカナダ(6.5%)以降を大きく引き離している。

(Security NEXT - 2011/06/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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