旧Officeにファイル構造の検証機能が追加 - 脆弱性悪用するファイルを検知
日本マイクロソフトは、月例セキュリティ更新プログラムの公開にあわせ、「Office 2007」「Office 2003」のセキュリティを強化した。
最新版となる「Office 2010」では、従来よりファイル検証機能を実装していたが、旧バージョンについても同機能を追加し、脆弱性を悪用する攻撃への耐性を高めたもの。ファイルを開く際にファイル構造の改ざんを検知でき、ファイル構造を悪用した攻撃を回避できる。
「Excel」と「PowerPoint」については、セキュリティ更新プログラムプログラム「MS11-021」「MS11-022」「MS11-023」を適用することで機能が追加される。
「Word」および「Publisher」については、今回脆弱性の修正などがなかったことから、別途更新プログラムが用意されている。
(Security NEXT - 2011/04/13 )
ツイート
PR
関連記事
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因