「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」の定例アップデートが公開 - 29件の脆弱性を解消
Adobe Systemsは、「Adobe Acrobat X(10.0)」および「Adobe Reader X(10.0)」の深刻な脆弱性を解消するセキュリティアップデート「同10.0.1」を提供開始した。旧バージョン向けのアップデートも用意している。
今回のアップデートは、四半期に1度実施している定例更新。同社では、同じく脆弱性の影響を受ける「同9.4.1」や「同8.2.5」、および以前のバージョンを引き続き利用するユーザーに対しても、アップデート「同9.4.2」や「同8.2.6.」を公開した。
脆弱性は、「Windows」「Mac」「UNIX」いずれのプラットフォームにも影響があり、あわせて29件の脆弱性を修正した。UNIX向けのアップデートのみ、2月28日の週に提供を予定しており、ユーザーは注意が必要。
今回のアップデートでは、「入力内容のチェック」や「ライブラリの読み込み」などの処理に含まれる問題や「メモリ破壊」が発生する脆弱性を解消する。細工されたファイルを開くなど脆弱性が攻撃された場合、アプリケーションがクラッシュし、コードが実行されたり、サービス拒否などが発生するおそれがあるという。
(Security NEXT - 2011/02/09 )
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