Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

シマンテックのアプリ仮想化製品に脆弱性 - アップデートが公開へ

アプリケーションをオンデマンドに配信する「Symantec Workspace Streaming」や従来製品の認証処理に脆弱性が見つかった。危険性が高いとしてシマンテックや情報処理推進機構(IPA)では注意を呼びかけている。

脆弱性が明らかになったのは、「Symantec Workspace Streaming 6.1.x」および従来製品の「Symantec AppStream 5.2.x」。クライアントが適切にサーバを認証しない脆弱性が含まれており、細工されたHTMLやドキュメントを閲覧することで、不正なサーバからファイルをダウンロードし、任意のコードを実行される可能性がある。

シマンテックでは、今回の脆弱性についてアドバイザリを公表しており、危険性は「高」に設定。アップデートを用意しており、適用を呼びかけている。同社によれば、脆弱性による被害の報告は受けていないという。

(Security NEXT - 2010/06/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性