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「東京芸術劇場チケットサービス」が改ざん - 1月初旬に修正するも再発覚

東京芸術劇場の関連サイト「東京芸術劇場チケットサービス」が、不正アクセスを受け、改ざんされていたことがわかった。期間中に2万件以上のアクセスがあったという。

同サイトは、東京芸術劇場のチケット予約サイトで、東京都歴史文化財団がホリプロへ管理運営を委託。改ざんされていた期間は2009年12月17日から2010年1月19日まで1カ月以上にわたり、期間中に約2万3181件のアクセスがあった。改ざんされたウェブサイトを閲覧した利用者に、ウイルス「Gumblar」亜種へ感染するおそれがある。

年明けの1月4日、東京芸術劇場の職員が同サイトを閲覧しようとした際、警告メッセージが表示されたため、ホリプロに対して改善を要求。さらに1月9日に利用者よりクレームが入り、感染が判明した。

ホリプロが1月9日に修正を実施したものの、1月19日に外部から再びウイルスへの感染を指摘する通報があり、確認したところ9日に修正した部分とは異なるファイルで改ざんが発覚した。

現在、同サイトは閉鎖されており、利用者へウイルスの感染確認や駆除を呼びかけている。

(Security NEXT - 2010/01/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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