IPA、「OpenSSL」利用者へアップデート呼びかけ - 2005年公表の脆弱性が未対応のケースも
情報処理推進機構(IPA)は、「OpenSSL」の旧バージョン利用者に対して、最新版へのアップデートを促す注意喚起を行った。
同ソフトウェアは、OpenSSL Projectが開発するオープンソースソフトウェア。SSL通信や暗号鍵の作成などに利用されている。同機構によれば、2008年11月ごろから旧バージョンを利用するウェブサイトに関する届け出が増加しているという。
2005年10月に弱い暗号化通信方式を利用する「バージョンロールバック」の脆弱性が明らかになり、アップデートが提供されているが、依然として同脆弱性が解消されていないケースが、民間企業が50件をはじめ、地方公共団体も27件く、政府機関9件など2009年8月末までに88件に上っている。
「OpenSSL」では、前記脆弱性以外にも、複数の脆弱性に対してアップデートが公開されている。IPAでは、未修整の脆弱性が攻撃の対象になる可能性があると指摘。最新版へアップデートを行うよう注意を呼びかけた。
OpenSSL
http://www.openssl.org/
情報処理推進機構(IPA)
http://www.ipa.go.jp/
(Security NEXT - 2009/09/08 )
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