Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PowerPoint」のゼロデイ攻撃に対応 - MSの定例セキュリティパッチ

マイクロソフトは、セキュリティ更新プログラム1件を公開した。「PowerPoint」の脆弱性を解消するもので、最大深刻度は「緊急」と設定している。

今回公開された「MS09-017」は、「PowerPoint」における14件の脆弱性を解消するプログラム。現在サポートされているプログラムのうち、「PowerPoint 2000」の深刻度が「緊急」で、それ以外のバージョンについては「重要」となっている。

細工が施されたファイルを開いた場合など攻撃を受けた場合、リモートでコードが実行され、パソコンが乗っ取られるおそれがある。一部の脆弱性はすでに公開されており、被害が確認されている。同社でも4月3日にセキュリティアドバイザリを公開していた。

また同社によれば、今回の脆弱性における悪用可能性指標は、14件の脆弱性のうち一部条件があるものの、11件で「安定した悪用コード」が30日以内に登場する可能性があるという。

2009年5月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms09-may.mspx

マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/

(Security NEXT - 2009/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Office 2010」がサポート終了に - 利用環境の確認を
「Office 2010」のサポート終了まで1カ月 - 「Office 2016 for Mac」も
サポート終了直前「Office 2007」、9月末時点で8.6%が利用
「Office 2007」サポート終了まで3カ月 - 「Office for Mac 2011」もEOLへ
MS、「OLE」のゼロデイ脆弱性「CVE-2014-6352」を修正
「Windows OLE」に脆弱性、ゼロデイ攻撃が発生中 - 「Sandworm」とは別物
【Sandworm】「Windows OLE」にゼロデイ攻撃が1年以上 - 容易に悪用可能で拡大注意
MS、9件の月例パッチを公開 - 複数のゼロデイ脆弱性を修正
日本マイクロソフト、月例セキュリティパッチ2件を公開 - 「緊急」は1件のみ
5月のセキュリティパッチは「緊急」1件含む2件 - MS