19日に通信障害発生したソフトバンクモバイルに対し行政指導 - 総務省
総務省は、4月19日にソフトバンクモバイルにおいてウェブの閲覧やメール送受信において大規模な障害が発生した問題で、対策が不十分だったとして4月24日に文書による指導を行った。
ソフトバンクモバイルでは、3G携帯電話においてインターネットへ接続できなかったほか、メールが利用できなくなるほど、4月19日9時9分から15時58分まで7時間弱にわたり障害が発生。対象エリアは東日本全域のほか、一部サービスでは全国におよび、最大約1576万人が影響を受けたという。
ネットワーク機器の不具合による複数サーバの停止が障害の原因とする同社の報告に対し、同省ではシステムの信頼性向上や障害の縮小化対策など、設備管理の対策が不十分だったと指摘。今回の事故に対する再発防止策を取りまとめるよう指示した。
さらに、同社では2008年5月に行政指導を受けているが、それ以降も今回の事故以外に3件の障害が発生していることについて言及。今回の事故に関する設備以外の通信設備を点検のほか、その結果や問題点の解決策のほか、ユーザーに対する説明が不十分だったとして、事故情報の周知方法の改善策などをまとめ、5月25日までに報告するよう指導した。
(Security NEXT - 2009/04/27 )
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