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au携帯電話で設定ミスによる課金障害 - 最大約2103万人に影響

KDDIと沖縄セルラー電話は、au携帯電話の一部端末においてパケット料金の誤請求が発生したことを明らかにした。最大約2103万人に影響があり、同社では請求金額の調整を実施する。

誤請求が発生したのは、CDMA 1X WIN端末の「EZweb Eメールサービス」。EZ WINメール課金システムにおいて機能改修作業を行った際、設定ミスがあったため、3月6日10時から3月15日3時10分までパケット通信料が正しく計算されない障害が発生したという。すでに修正は完了しており、現在は正しく課金されている。

今回の障害による影響で、最大約867万人が過剰に課金、最大約1236万人において実際の利用よりも過少に計算されたと見られ、同社では詳細について調査を進めている。EZweb Eメール以外のサービスや、CDMA 1X端末、au oneメールには影響ないと同社では説明している。

同社では4月に請求を行う3月利用分について調整を実施する。過剰に計算された利用者については、期間中のパケット通信料金を差し引いて請求するほか、過小に計算された場合もそのまま請求を行うとしている。

KDDI
http://www.kddi.com/

(Security NEXT - 2009/03/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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