Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

XOOPSにディレクトリトラバーサルの脆弱性 - NTTデータ・セキュリティが検証

NTTデータ・セキュリティは、CMS機能を実現するウェブアプリケーション「XOOPS」において見つかったディレクトリトラバーサルの脆弱性に関する検証レポートを公表した。

問題の脆弱性は、ローカルファイルインクルード処理による不具合が原因で発生するもの。細工されたリクエストによるディレクトリトラバーサル攻撃が行われた場合、ウェブサーバで公開していないローカルファイルについても閲覧されるおそれがある。

PHPにおいて「register_globals」を有効にして「XOOPS 2.3.1」を利用している場合、脆弱性の影響を受ける。同社では、脆弱性の影響を受ける環境を用意して検証を実施した結果、ユーザー情報が保存されているファイル「/etc/passwd」を閲覧できることを確認した。

今回見つかった脆弱性は、最新バージョン「XOOPS 2.3.2b」へアップデートしたり、「register_globals」の機能を無効にすることで脆弱性を回避できる。

NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/

(Security NEXT - 2008/12/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み