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JR東海、クレジットカード売上票3万4000枚を誤廃棄 - 全駅点検で判明

JR東海において、推計3万4818件のクレジットカード売上票が、保存期限の満了を迎える前に誤って処分されていたことがわかった。

誤廃棄されたのは、2003年8月から2006年3月までに10駅で扱ったクレジットカードの売上票。クレジットカード利用者の署名、カード番号、カード会社の略称、有効期限、取引金額、取引内容などが記載されている。

今年6月27日に掛川駅においてクレジットカード売上票を紛失したことが判明し、同社が全駅で保存状況の点検を実施したところ明らかになった。最も件数が多かったのは藤枝駅で、推計1万7800件に上る。

次いで多かったのが四日市駅で、西岐阜駅が続き、それぞれ7200件、5500件。そのほか蒲原駅、浜松駅、弁天島駅、熱田駅、尾張一宮駅、大岡駅、尾鷲駅の7駅でも一部帳票を紛失した。

同社では、盗難などの形跡はなく、いずれも保存期間の過ぎた不要書類とともに誤って廃棄された可能性が高く、外部へ流出した可能性は低いと説明している。

また紛失した情報の不正利用は確認されていないが、同社では窓口を設置して顧客からの問い合わせに対応する。

(Security NEXT - 2008/12/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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