Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウイルス検索エンジン「VSAPI」の不具合が解消、再公開へ - トレンドマイクロ

トレンドマイクロは、不具合の修正や機能強化を行ったウイルス検索エンジンの最新版「VSAPI 8.910」を公開した。

「VSAPI」は、同社のウイルス対策製品全般に搭載されているウイルスの検索や駆除を行うモジュール。同社では、8月4日よりメモリの消費量などを抑えた新エンジン「同8.900」を公開したが、一部Windows環境でメモリ管理エラーによる不具合が確認され、公開を中止していた。

今回マイナーバージョンアップを実施し、不具合の修正に加え、ウイルス「PE_SALITY」などの駆除機能を強化した最新版「同8.910」を開発。一部企業向け製品を対象に22日よりウェブサイトで公開したもの。ActiveUpdateでは28日より順次公開する予定となっている。

またLinux版については、「同8.900」において問題が発生しないことが判明しており、Windowsの新バージョンとともに公開を開始した。

検索エンジン・アップデート
http://www.trendmicro.co.jp/download/engine.asp

トレンドマイクロ
http://www.trendmicro.co.jp/

(Security NEXT - 2008/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト