Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネットワークデバイスの監視プロトコル「SNMPv3」に認証回避の脆弱性

ネットワークデバイスの監視を行うプロトコル「SNMPv3」に認証を回避される脆弱性が見つかった。

JVNによれば、実装によっては同プロトコルの認証処理で脆弱性が発生し、不正なパケットを送信された場合に認証が回避されるという。攻撃を受けた場合、SNMPオブジェクトを読まれたり変更されるおそれがある。

影響を受けるのは、「Net-SNMP 5.4.1」「同5.3.2」「同5.2.4」「同5.1.4」「同5.0.11」および「UCD-SNMP 4.2.7」。両パッケージを利用する機器でも影響を受ける可能性があり、インターネットイニシアティブでは、Net-SNMPを利用するルータ「SEILシリーズ」のファームウェアを公開。また横河電機では対象製品があるか調査を進めている。

SNMPv3 における認証回避の脆弱性
http://jvn.jp/cert/JVNTA08-162A/

JVN
http://jvn.jp/

(Security NEXT - 2008/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」のアカウント乗っ取る脆弱性、悪用が発生 - 米当局が注意喚起
開発言語「R」のデシリアライズ処理に脆弱性 - 修正版へ更新を
QNAP製NASやアドオンに脆弱性 - 旧アドバイザリも更新、影響大きい脆弱性を追加
「SonicWall GMS」に認証回避など複数の脆弱性 - アップデートが公開
4月のMS月例パッチで修正された脆弱性が攻撃の標的に - 米当局が注意喚起
Google、脆弱性2件を修正した「Chrome」のアップデートを公開
「ArubaOS」に深刻な脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ
AIアプリの構築に活用される「BentoML」に深刻な脆弱性
「WooCommerce」向けのカスタムフィールド追加プラグインにRCE脆弱性
「MS Edge」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を解消