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モニターキャンペーンの個人情報が再委託先で不適切な扱い - 久光製薬

久光製薬は、1月から2月にかけて実施したモニターキャンペーンの顧客情報が、再委託先において不適切な取り扱いがあったと発表した。

久光製薬ではモニターキャンペーン業務をアサツーディ・ケイへ委託。さらにアサツーディ・ケイでは、サンプル発送のラベル印刷などを凸版印刷へ再委託していたが、委託元である両社の許可を受けずに凸版印刷が外部事業者へ個人情報を持ち出し、業務を行っていたという。

久光製薬では、「氏名」「郵便番号」「住所」など1017件の個人情報が、同社の監督下にない外部業者へ持ち出されたとして謝罪。ラベルの貼り付け作業は、セキュリティが確保された場所で行われており、さらなる外部への持ち出しや不正利用などはなかったと説明している。

また久光製薬では、個人情報を回収し、厚生労働省に事態を報告。一方アサツーディ・ケイでは、経済産業省へ報告を行った。

(Security NEXT - 2008/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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