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Panda Security製品の定義ファイルに一時不具合 - Vista環境で誤検知

Panda Securityの一部製品へ提供されたパターンファイルに問題があり、「Windows Vista」で正常に動作しない不具合が発生した。

日本法人であるPS Japanによれば、4月8日0時から3時半ごろにかけて「Panda Antivirus 2008」「Panda Antivirus+Firewall 2008」「Panda Internet Security 2008」へ提供したパターンファイルに不具合があったという。

問題のパターンファイルを適用した場合、Windowsが使用するファイル「wininet.dll」を、ウイルス「W32/NuwarSO.worm」として誤検知して削除するため、プログラムを起動できなくなる。不具合が発生するのは、「Windows Vista」の環境に限られ、そのほかのOSやWindows Vistaへサービスパックを適用している場合は影響はない。

同社では、問題を修正したパターンファイルを提供しているが、すでに問題のパターンファイルを適用している場合は、手動で修復する必要があるため、ウェブサイト上で復旧の手順を案内している。

PS Japan
http://www.pandasoftware.jp/

(Security NEXT - 2008/04/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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