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市立中学の教師が車上荒らし被害、4437人分の個人情報含むPC盗難 - 横浜市

横浜市教育委員会は、同市中学校の教諭が帰宅途中に車上荒らしに遭い、生徒の個人情報のべ4437人分を保存したパソコンを盗まれたと発表した。

3月17日夜、同教諭が帰宅途中にネットカフェに立ち寄ったが、2時間後車に戻ると窓ガラスが割られ、助手席のシート下に置いてあったパソコンやカラープリンターが何者かに持ち去られていたという。

被害に遭ったパソコンには、同教諭が勤務する市立西谷中学校の生徒約1240人分の成績や40人分の生活記録や総合所見のほか、同教諭が顧問を務めるクラブに所属していた約80人の氏名、住所、電話番号を含む名簿などが保存されていた。

さらに前任校である六角橋中学校の生徒に関する情報も含まれており、成績約2980人分や担当クラブの名簿約60人分、進路データ37人分が含まれる。

同校では今回の紛失事故を受け、全生徒に説明と謝罪を行った。保護者に対ししては文書で謝罪するとともに、改めて保護者会を開いて説明と謝罪を行うという。また前任校の生徒および保護者に対しては、説明と謝罪の方法について検討している。

(Security NEXT - 2008/03/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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