Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ヤフーの一部メールサービスで不具合 - ヘッダ情報流出のおそれ

ヤフーのメールサービス「Yahoo!メール」において、誤ったメールヘッダ情報が付加される不具合が発生していたことがわかった。

今回明らかとなった不具合は、Yahoo! BBのメールアドレス宛に送信されたメールの一部で、送信者や件名、日付などにおいて誤ったヘッダ情報を付加していたもの。同社によれば、2007年10月31日から2008年2月21日まで3カ月以上にわたり発生していたという。

メールサーバの不具合が原因で、迷惑メールを除く5万7069通に誤表示が発生。誤表示により他利用者宛に送信されたメールの本文が表示されることはないが、メールアドレスなどヘッダ情報については、他利用者が確認できる状態になった可能性がある。誤配信されたり、迷惑メールと判別されることはなかった。

3月18日の時点で、同社へ12件の苦情が寄せられており、同社では所管官庁へ今回の不具合について報告。利用者に対して、受信フォルダの確認や他利用者のメールアドレスが含まれるメールの削除など呼びかけている。

(Security NEXT - 2008/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開