茨城銀行で信用情報2575件の誤登録が判明 - 554件で不利益発生のおそれ
金融機関が信用情報を共有している全国銀行個人信用情報センターに対し、茨城銀行が一部誤った情報を登録していたことがわかった。
同行が、内部調査を実施したところ明らかになったもので、プログラムの不具合をはじめ、登録ミス2575件が判明した。
プログラムの問題により誤って登録していたケースは965件で、319件については融資などに影響がでるなど、利用者に不利益が発生したおそれがある。請求がないにもかかわらず入金されていないと登録したケースが821件にのぼり、返済したにもかかわらず反映されていなかったケースも139件あった。
またプログラムの不具合以外の登録ミスについては、完済した情報が登録されていなかったり、不正確な情報が登録されていたケースなど1610件が判明。そのうち225件について不利益が発生したおそれがあった。
同行では、誤ったデータについてはすでに修正を行っており、正しい情報が登録されていると説明。また同行において誤登録データを理由に融資を断ったり、苦情が寄せられたケースはなかったという。
2006年10月に全国銀行個人信用情報センターにおいて、システムの変更が実施されており、その際にプログラムの不具合により多数金融機関で登録ミスの問題が発生。同センターでは、2007年1月に金融機関に対して同様の問題が発生していないか調査を要請。同行では登録されているすべてのデータついて調査を行っていた。
(Security NEXT - 2008/01/15 )
ツイート
PR
関連記事
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意