「Flash Player」のセキュリティ機能に脆弱性 - アップデートが公開
動画再生プラグイン「Flash Player」に脆弱性があることが明らかになった。Adobe Systemsは、アップデートの提供を開始している。
Flash Playerでは、アプリケーションをロードしたドメイン以外のデータへアクセスする際、セキュリティを確保するため、アプリケーションがあるサーバのルート上に配置した「クロスドメインポリシーファイル」を参照する必要がある。
しかしながら、JVNによれば同ファイルの処理に脆弱性があり、不正に細工されたウェブページをクロスドメインポリシーファイルとして認識し、予期せぬデータへのアクセスが発生する可能性があるという。
影響を受けるバージョンは、「Flash Player 7.0.70.0」「同8.0.35.0」「同9.0.48.0」で、いずれも以前のバージョンも含まれる。バージョン8、9については最新版の配布が行われており、7については修正するパッチが提供されるが、今回のアップーデートを最後にサポートが終了になるので注意が必要。
Adobe Systems
http://www.adobe.com/
Flash Player update available to address security vulnerabilities
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb07-20.html
(Security NEXT - 2007/12/20 )
ツイート
PR
関連記事
市内全世帯向けデジタル金券の配送中に一部紛失 - 太田市
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
ランサム攻撃でシステム障害が発生、影響など調査 - エネサンスHD
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
一部サーバでランサム被害、バックアップ削除も - 新報国マテリアル
日英、IoT製品セキュラベル制度「JC-STAR」「PSTI法」で相互承認
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
動画配信「バンダイCH」が一時停止 - 「意図せぬ退会」発生
