Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

東京テアトルの個人情報約2万人分がネット流出 - 比較.com子会社から

比較.comの子会社において、東京テアトルから受託していた個人情報約2万人分がインターネット上に流出したことがわかった。

東京テアトルが、比較.comの子会社である埼玉県春日部市のプラスアルファのホテルの予約システムを利用するため、委託していたデータがインターネットに流出したもの。

流出した個人情報は、2006年12月11日までに池袋ホテルテアトルの予約システムでユーザー登録した顧客1万9714人分で、氏名や住所、電話番号、メールアドレス、勤務先、利用内容などが記録されていた。

プラスアルファの元従業員が作業のために私用パソコンへ個人情報を無断で持ち出して保存していたが、その後ウイルスに感染。7月中旬に情報流出を確認された。今回の流出による二次被害などの報告は受けていないという。また不正アクセスの被害はなく、システムからデータ流出については否定している。

プラスアルファは、ホテルなど、宿泊施設向け予約システムなどを手がけており、1000施設以上に提供している。2007年6月に比較.comが全株式を取得し、子会社化していた。

(Security NEXT - 2007/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開