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顧客情報記録した携帯端末をトイレ内で紛失 - 東京ガス関係会社

東京ガスは、5月25日に同社子会社である東京ガス・カスタマーサービスの検針作業員が顧客情報383件を含む業務用携帯端末を紛失したと発表した。

紛失した端末には、東京都立川市内の383世帯の顧客情報が記録されていた。氏名や住所、電話番号、ガス使用量、請求金額のほか、一部顧客は口座番号といった個人情報が含まれる。

作業員が立ち寄った店舗トイレ内に端末を置き忘れたもので、次の作業場で紛失に気が付き、店舗に戻ったが何者かに持ち去られたあとだった。同作業員は、トイレを利用した際に財布を拾得、店長へ届け出るなどトラブルに巻き込まれており、そのまま端末を置き忘れてしまったという。

端末は28日の時点で見つかっておらず、紛失届を提出。28日時点ではまだ発見されていない。東京ガスによれば、同端末はIDや暗証番号でロックされており、保存データは暗号化されているほか、一定回数誤った暗証番号を入力した場合、自動的にデータが削除されるとしている。同社では、関連する顧客に対し説明と謝罪を行った。

(Security NEXT - 2007/05/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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