Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ヤマト運輸の引越サービスの顧客情報など160件がWinny流出

ヤマトホールディングスは、一部顧客や従業員の個人情報がWinny経由で流出したことを明らかにした。

同社グループ会社であるヤマト運輸の業務を継承した北信越ヤマトホームコンビニエンスの従業員が業務資料作成のために個人情報を持ち出したもの。従業員は、データをWinnyがインストールされていた私用パソコンで利用し、その結果個人情報160件を流出したという。

流出したデータには、従業員や2001年から2002年にヤマト運輸の引越サービスを利用した顧客の氏名や住所、電話番号などが含まれていた。流出時期は2006年4月以降と見られている。

同社では、関連する顧客に連絡を取り、事情説明を行う予定。また従来より業務関連情報などの持ち出しを同社グループにおいて禁止していたが、今回の事件が発生したことを受け、持ち出し禁止など管理強化を実施するなど再発防止に取り組むという。

(Security NEXT - 2007/03/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会