Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

社会保険庁、4月から6月に発生した事務処理ミスを発表 - 個人情報流出は2件

社会保険庁は、4月から6月の間に、社会保険業務センターにおいて発生した事務処理ミスを公表した。個人情報漏洩は2件あったという。

同発表によれば、4月12日に年金見込み額の試算依頼者に対して送られる「年金見込額試算のお知らせ」が誤って別人に送付されていたことが、誤送付先からの指摘で判明した。

誤送付の原因は、書類を封入する際、誤って2人分を一緒に封入したためとしている。同センターでは、誤送付先から書類を回収して、正しい送付先に渡して謝罪した。

また6月22日には、個人情報が記載された書類を同センターから豊中社会保険事務所へファックス送信する際、誤って関係ない第三者へ送ったという。誤送信先からの連絡で判明した。原因はファックス番号の入力ミスで、着信先への確認もしていなかった。同センターでは、誤送信先および情報流出の対象者の自宅を訪問し、謝罪したとしている。

同センターでは、書類を封入する際は複数の者が確認をする、また個人情報のファックス送信は緊急時にのみ限定するなどの再発防止策を実施するとしている。

(Security NEXT - 2006/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ