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委託先の配達ミスで職業訓練受講生の個人情報を流出 - 宮城の雇用開発センター

雇用・能力開発機構宮城センターは、職業訓練受講生55名分の個人情報が記載された書類を送付した際、紛失したことを明らかにした。紛失の原因は、配送業者が誤って郵便受けではなく、求人情報を配布するためのボックスに入れたためだという。

今回紛失した書類は、氏名、訓練受講職種、就労および収入の有無、印影などが記載された「公共職業訓練等受講証明書」47名分。また、氏名、住所、電話番号、訓練受講職種、印影などが記載された「公共職業訓練等通所届」8名分も含まれていた。

6月9日に同センターより塩釜公共職業安定所宛てに送付したが、14日になっても届いていないことが判明。調査の結果、配送業者が郵便受けではなく、誤って求人情報を提供するためのボックスに入れたことがわかった。同ボックス内の求人情報は自由に持ち帰ることができるもので、誰かが間違えて持ち去った可能性が高いと見られるが、まだ確認はできていないという。

同センターでは、該当する受講生に対し事実説明などの対応をしている。今後は、送付方法を見直して安全性を確保するとともに、個人情報の管理体制を強化して再発防止に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2006/06/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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