Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

東京都看護協会のサイトに不正アクセス - フィッシングの標的に

東京都は、東京都看護協会に運営を委託している東京都ナースプラザのウェブサイトが、不正アクセスを受けたと発表した。外国企業の疑似サイトが構築され、個人情報が流出した可能性もあるという。

同サイトが使用しているサーバ内に、海外企業の疑似サイトが作成されていたもの。同企業から1月12日に指摘を受けわかったという。

都ではに疑似サイトを削除するとともに調査を実施。その結果、サーバ内に保存されていた個人情報が流出していた可能性があることが判明した。

流出の可能性があるのは、看護職員研修の講師と受講生、および2005年度「高校生一日看護体験学習」応募者の氏名、住所、連絡先など約5000件。都では不正アクセス防止のための対策を講じるとともに、警察へ被害届を提出した。

今後は、同サイトでは、一部システムを全面的に修正し、セキュリティ機能を強化するとともに、被害の詳細について引き続き調査を行う。また、流出の対象となった関係者に対して、書面にて事情を説明し、謝罪するとしている。

(Security NEXT - 2006/01/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト