Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

個人情報漏洩ほのめかし恐喝 - 容疑者は業務委託先社長

個人情報漏洩をほのめかし、NTTコミュニケーションズを恐喝した容疑で、業務委託先の社長が逮捕された。それに伴い、NTTコミュニケーションズではコメントを発表した。

今回の事件は、9月16日に同社の業務委託会社社長がパソコンを隠匿したうえ、同パソコンに保存された顧客情報の漏洩をほのめかして同社を恐喝したもの。それを受けて同社は警察に被害を申告。翌17日に同社長が恐喝未遂容疑で逮捕された。

恐喝に利用されたパソコンには最大で約85万件の顧客情報が含まれている可能性があったが、容疑者の出頭とともに所在が確認されている。同社では、今後も警察の捜査に協力するとともに、業務委託先の管理をさらに厳重にする。また、専用の電話窓口を設けて、顧客からの問い合わせに対応している。

(Security NEXT - 2005/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
誤った住所へ会員証を送付、システムトラブルで - JAF
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
ファッション通販サイトに不正アクセス、通知メールが送信
サイバー攻撃で元従業員情報が流出した可能性 - クミアイ化学工業
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供