「企業の個人情報の取り扱いに不安を感じる」は85.3% - 民間調査
大日本印刷の子会社シーピーデザインコンサルティングは、「個人情報保護に関する生活者意識」というテーマでアンケート調査を行い、その結果を発表した。
同調査は、個人情報が企業に活用されること、および個人情報保護法施行後の企業の変化について、生活者がどのように感じているかを把握するためのもので、インターネットユーザー313名を対象に実施された。調査期間は2005年7月28日から同月29日まで。
調査結果によれば、個人情報保護法の内容を理解している人の割合は、「法律の概要は理解している(30.0%)」「法律の概要を人に説明できる(4.8%)」を合わせ、34.8%だった。また、「自分の個人情報が知らないうちに利用されていると感じている」は87.9%、「企業の個人情報の取扱いに不安を感じている」は85.3%と、消費者の情報漏洩に対する不安感は強い。
個人情報の取り扱いについて不安を感じる業種としては、クレジットカード会社が70.9%で1位だった。ネット専業通販会社(60.1%)、紙カタログありの通販(44.1%)と続いている。企業に教えたくない情報としては、半数以上が自宅電話番号や携帯電話番号、年収を挙げている。
個人情報保護法施行後の企業の個人情報の取り扱いについては、施行前と「かわらない」と答えたのが31.0%と最も多かった。また、「住所や名前の書かれているものは注意して捨てる」は55.3%、「書面への個人情報の記入の際に利用目的を確認する」は91.7%と、個人情報保護への強い関心が明らかとなった。
(Security NEXT - 2005/09/08 )
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