Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

あぶくま信金、6万8600件の個人情報を紛失

あぶくま信用金庫は、顧客の個人情報などが記載されているデータを紛失したと発表した。

金融庁では、金融機関を対象に個人情報の管理体制の一斉点検を要請しており、同庫においても点検を実施したところ、1984年から1995年までの一部データが記録されたコムフィッシュと呼ばれる記録媒体56枚を紛失していることが判明したという。コムフィッシュとは、取引内容等を記録した内部管理資料で同庫では約12万7千枚を保有している。

個人情報が含まれるデータは、のべ6万8600件で、氏名、残高、口座番号、取引内容などが記録されていたという。また、氏名の記載がない情報についても、のべ1万7844件が記録されていた。同庫では、誤って廃棄した可能性が高いとしており、漏洩の危険は低いとしている。

(Security NEXT - 2005/06/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
情報セキュリティ教室の参加者一覧が閲覧可能に - NII
採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県