Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、脆弱性関連情報に関する届出状況を発表

情報処理推進機構(IPA)およびJPCERT コーディネーションセンターは、2005年第1四半期の脆弱性関連情報に関する届出状況をまとめ、発表した。

今回発表されたのは、2005年1月から3月における、脆弱性関連情報の届出状況。IPAは脆弱性関連情報の届出受付を、JPCERT/CCは国内の製品開発者などの関連組織との調整を2004年7月より行っている。

同発表によれば、ソフトウェア製品に関する脆弱性情報の届出件数は12件で、そのうち6件が公表されている。その中には、サイボウズOfficeのHTML対応ウェブメール機能において、ブラウザスクリプトが実行される脆弱性や、マカフィーのウイルススキャンエンジンにおけるバッファオーバーフローの脆弱性などが含まれる。

ウェブアプリケーションに関する脆弱性情報の届出件数は71件で、そのうち54件が修正完了となっている。その中には、JavaアプリケーションのインストールプログラムなどがJava環境のセキュリティポリシーを書換えてしまい、PCのセキュリティレベルを低下させるというものが複数あった。

(Security NEXT - 2005/04/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
アスクル、手動出荷を試験運用 - 一部医療介護顧客で開始
イベント案内メールで誤送信、参加者のメアド流出 - 氷見市
サンプルコードなどの既知シークレット流用、サイト侵害の原因に
従業員アカウントが不正利用、フィッシング踏み台に - 常石G
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
海外グループ会社でインシデント、影響を調査 - 電通グループ
2月に「セキュキャン2026フォーラム」開催 - 活動成果を募集
「CSIRTスタータキット」の改訂版を公開 - 日本シーサート協議会