日本郵便に不正アクセス、送り状やメアドが流出 - 「Apache Struts 2」の脆弱性が原因
日本郵便が運営する「国際郵便マイページサービス」が外部より不正アクセスを受け、送り状やメールアドレスなどの情報が外部へ流出した可能性があることがわかった。

不正アクセスを受けた日本郵便
同サイトでは、EMSや国際小包、国際書留を発送する際の送り状やインボイスの作製サービスを提供しているが、同サイトで利用していた「Apache Struts 2」の脆弱性が突かれたという。
今回の不正アクセスにより不正プログラムが設置され、2017年3月12日から3月13日にかけて、同サイト上で作成された送り状1104件や、サイト上に登録されているメールアドレス2万9116件が外部へ流出した可能性がある。
同社では今回の問題を受けて、3月13日23時前に同サイトを停止。対策を講じた上で3月14日8時過ぎにサイトを再開した。
同社は関連する顧客に対して個別に連絡を取るとしている。また同サイトの閲覧によるマルウェア感染のおそれについては否定した。
(Security NEXT - 2017/03/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Pythonの「tarfile」モジュールにサービス拒否の脆弱性
Apple、「macOS Sequoia 15.6」など公開 - 脆弱性87件を修正
「iOS/iPadOS 18.6」で複数脆弱性を修正 - KEV掲載済みの脆弱性も
「oauth2-proxy」に認証バイパスの脆弱性 - アップデートで修正
一部「SonicOS」のSSL VPNに脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Chrome」にアップデート - セキュリティ関連の修正4件
「BentoML」に深刻な脆弱性 ─ ファイルアップロード処理に起因
SAML認証ライブラリ「Node-SAML」に再度深刻な脆弱性
「VMware vCenter」にDoS脆弱性 - アップデートをリリース
海外拠点を直接支援するセキュサービスを拡充 - KDDIとラック