脆弱性3件を修正した「OpenSSL 1.1.0c」が公開
OpenSSLの開発チームは、複数の脆弱性へ対処したセキュリティアップデートをリリースした。

3件の脆弱性を解消したOpenSSL
今回のアップデートでは、重要度が4段階中2番目に高い「高(High)」とされるバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2016-7054」を修正。
脆弱性が悪用された場合、OpenSSLがクラッシュし、サービスが停止するおそれがあるという。
また重要度が1段階低い「中(Moderate)」とレーティングしたCMSにおけるNullポインタ参照の脆弱性「CVE-2016-7053」ほか、「CVE-2016-7055」などあわせて3件の脆弱性に対応した。
これら脆弱性は、おもに「同1.1.0」へ影響があり、開発チームでは脆弱性を修正した「OpenSSL 1.1.0c」を用意し、アップデートを呼びかけている。
また「同1.0.2」より以前のバージョンに関しては脆弱性の影響を受けない。また「同1.0.2」に関しては影響が小さいとして、 今回はアップデートの提供を見送っており、次期リリースを待つよう求めている。
(Security NEXT - 2016/11/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
分散トランザクション管理ツール「Apache Seata」に脆弱性
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開