Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

EC-CUBE向け「管理画面表示制御プラグイン」に脆弱性

「EC-CUBE」向けに提供されているプラグイン「管理画面表示制御プラグイン」に、SQLインジェクションの脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性が判明したのは、ボクブロック製のプラグイン「管理画面表示制御プラグイン」。脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「同1.0」および「同2.0」にSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2015-7784」が存在する。

脆弱性の悪用により、情報の不正取得などはできないものの、ログイン権限を持つユーザーによって、運用に影響が及ぶデータベースの操作が行われるおそれがあるという。

同プラグインは修正を行っており、EC-CUBE管理画面よりアップデートを行うことが可能。

同脆弱性は、トレードワークスの佐藤元氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

(Security NEXT - 2015/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消