Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - セキュリティアップデートが公開

Adobe Systemsは、深刻な脆弱性に対処した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートをリリースした。「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートは2月以来、約4カ月ぶりの公開となる。

解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-9633」が明らかとなり、修正したもの。同社は脆弱性の重要度を、3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同社は、各プラットフォームやブラウザの同梱版向けに脆弱性へ対処した「同32.0.0.371」をリリースした。

適用優先度は、「Linux」版以外について3段階中2番目にあたる「2」とし、30日以内を目安とするアップデートを推奨。「Linux」版については任意のタイミングでアップデートするよう求めている。

(Security NEXT - 2020/06/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Elastic Cloud Enterprise」に深刻な脆弱性 - アップデートやIoCを公開
バッファロー製NAS用ユーティリティに権限昇格の脆弱性
「7-Zip」のzipファイル処理に脆弱性 - 7月公開の新版で修正済み
認証フレームワーク「Better Auth」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
「Oracle E-Business Suite」に脆弱性 - 今月2度目の定例外アラート
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
IBMのデータ変換プラットフォームに深刻な脆弱性 - 修正版を提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も