MSが4月の月例パッチ、脆弱性113件を修正 - すでに3件で悪用
マイクロソフトは、複数の脆弱性を修正する2020年4月の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。3件については、すでにゼロデイ攻撃が確認されている。

マイクロソフトによるリリースノート
今回のアップデートは、CVEベースで113件の脆弱性に対処したもの。
「Windows」や同社ブラウザの「Internet Explorer」「Microsoft Edge」「ChakraCore」をはじめ、「Windows Defender」「Office」「Visual Studio」「Microsoft Dynamics」における脆弱性を解消。またAndroidやmacOS向けのアプリの脆弱性についても修正している。
脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」とレーティングされた脆弱性が18件、次いで深刻度が高い「重要」が95件だった。
113件のうち、39件の脆弱性に関しては、悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがある。あわせて「サービス拒否」「権限の昇格」「情報漏洩」「なりすまし」などの問題へ対応している。
(Security NEXT - 2020/04/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
MS、10月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性3件に対応
Veeamバックアップ製品に深刻な脆弱性 - 修正版アップデート公開
「Chrome」のセーフブラウジングに脆弱性 - 修正版が公開
「FortiOS」で複数脆弱性を解消 - 8月に緩和策講じたゼロデイ脆弱性も修正
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
「Veeam Backup & Replication」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「Elastic Cloud Enterprise」に深刻な脆弱性 - アップデートやIoCを公開
バッファロー製NAS用ユーティリティに権限昇格の脆弱性
「7-Zip」のzipファイル処理に脆弱性 - 7月公開の新版で修正済み
認証フレームワーク「Better Auth」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開