Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

手話検定試験の受験者情報含むUSBメモリが所在不明

手話検定試験などを実施している全国手話研修センターにおいて、受験申込者の個人情報を保存したUSBメモリが所在不明となっている。

同法人の職員が、第14回全国手話検定試験の受験申込者に関するデータが保存された私物のUSBメモリを紛失したもの。

受験者に関する約1万件の個人情報が保存されていた。氏名や住所、生年月日、年齢、電話番号、メールアドレス、受験番号などが含まれる。データの暗号化などは実施していなかった。

3月13日にデータの保存されたUSBメモリを同職員が持ち出したが、その後の所在が不明となっている。同職員は、帰宅時に携帯電話を鞄から取りだした際、路上へ落とした可能性が高いと話しているという。

同法人では、個人情報の持ち出しを原則禁止しており、持ち出す場合は上長の許可が必要だったが守られていなかった。

同法人は関係者へ謝罪。引き続きUSBメモリを探索するとともに、情報流出が発生していないか、監視を行っている。また今回の紛失について、同試験の事務処理などに及ぼす影響はないとしている。

(Security NEXT - 2020/04/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信でファンクラブ会員のメアド流出 - クリアソン新宿
新「NOTICE」がスタート、脆弱性ある機器も注意喚起対象に
サイトで閲覧障害、影響や詳細を調査 - メディキット
緊急連絡用職員名簿をポーチごと紛失、翌日回収 - 江戸川区
指導要録の紛失判明、過去に緊急点検するも見落とし - 杉並区
複数フォームで設定ミス、入力情報が閲覧できる状態に - Acompany
スポーツ用品販売のヒマラヤ公式Xが乗っ取り被害 - なりすましDMに注意
UTM設置時のテストアカウントが未削除、ランサム感染の原因に
カンファレンスイベント「CODE BLUE 2024」、講演者募集を開始
「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施