Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、定例更新をリリース - 334件の脆弱性に対処

Oracleは、四半期ごとに公開している定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」をリリースし、334件の脆弱性に対処した。

今回のアップデートは、「Oracle Database Server」「Oracle Java SE」のほか、「Oracle E-Business Suite」「Oracle Enterprise Manager」「Oracle Fusion Middleware」「Oracle MySQL」「Oracle PeopleSoft」「Oracle Virtualization」など、対象製品は多岐にわたる。

修正された脆弱性のうち、共通脆弱性評価システム「CVSS v3」において、最大値10のところ、「7」以上とされる脆弱性は134件。このうち42件については「9」以上とレーティングされている。

ネットワーク経由で認証なく攻撃が可能とされる脆弱性は192件。同社は、脆弱性の悪用を防止するため、早期にアップデートを適用するよう呼びかけている。

なお、次回の定例アップデートは米国時間2020年4月14日に公開する予定。

(Security NEXT - 2020/01/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消